和菓子職人

和菓子職人になるための素質とは?

和菓子職人

和菓子職人になりたい方向けです。

和菓子職人になるには、必要な素質があります。

店主として、また一人の和菓子職人としての立場から、今までの経験や意見も交えながら、和菓子職人になるための素質をご紹介します。

正直、この素質がないと、和菓子職人には、なれないと思います。

和菓子職人になるための、「素質」とは?

和菓子職人に誰もがなれる訳ではありません。趣味で和菓子作りをやるのと、職業で和菓子を作るのとでは、まったく違います。

和菓子職人になるには、これらの素質が必要です。

1、素直さと積極性

まず素直さと積極性についてですが、先輩や師匠に教わる際に、素直に教えてもらったとおりにできるかどうかです。

新米なのに、教えてもらった通りにせずに、すぐに自分のやり方をしてしまう人は、正直無理です。素直に学ぶ心が大切です。

そして積極性。自分から積極的に進んで仕事をする。言われてからやるのではなく、進んでするという事が大事です。

2、追及する気持ち
味や技術だけでなく、作り方や形のきれいさ、色合いやデザインなど、何事においても追及する心が大切です。
3、喜ばせたいという気持ち

お客様に喜んで頂きたい。と言う気持ちが大切ですね。美味しかったよと言う一言に喜びを感じる人でないと、和菓子職人は、無理ですね。

このように、和菓子職人になるためには、素質が大事です。甘いものが好きだからとか、和菓子作りが楽しいから、などのような単純な気持ちだけでは、和菓子職人と言う、厳しい職業としやっていくのは、無理でしょう。

器用、不器用は、関係ない。

私は、不器用だから向いていないとか、あきらめたとか、いう方がいらっしゃいますが、基本的に器用不器用は、和菓子職人になるのに、私はまったく関係と思います。どちらの人も和菓子職人になれます。

確かに、器用な方がより良いでしょうけど、そんな差はありません。結局練習をどれだけ行ったかと言うだけです。正しいやり方で、練習することによって、技術習得ができます。

真面目に、根気強く、教わった通りに、毎日練習する、という気持ちさえあれば、器用、不器用は全く関係ないので、不器用だと思っている方、安心してくださいね。

私も、どちらかと言うと器用な方ではありませんでした。人よりもなかなか習得できませんでしたが、これは練習量でいくらでもカバーできますよ。

作り手としての心が大事。

美味しいものを作る事は、もちろん大事なことですし、それを作る為の技術を学ぶことも、もちろん大事なことです。

しかし、そもそも何のために、苦労して様々なことを学ぶのかと言うと、それは、お客様に喜んで頂くためですよね。

そのために、色んな技術を素直に学び、習得し、自分のものとする。そのためには、これらの要素が必要となってきます。

今日は、和菓子職人になるための、「素質」についてご紹介しました。

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