どら焼き

どら焼き専門店を開業する前に~知っておくべき3つの注意点

どら焼き

こんにちは。京都和菓子の学校の水内です。

今日は、どら焼きのお店を開業する前に、是非とも知っていただきたい注意点があります。

あらかじめ、どんなことに注意すればよいのかをお話ししています。

事前に知っていると、失敗しにくいと思いますので、ぜひ参考にしてください。

どら焼き専門店を開く前に、知っておくべき事とは?

最近、どら焼き専門店を開業する目的で、和菓子の学校を受講する方が増えています。

確かにどら焼きは、和菓子店のTOP3に入るほど人気商品となっています。

昔ながらの、粒あんが入ったどら焼をはじめ、最近では、和洋折衷の様々な味付けのどら焼きが販売されています。

それに伴って、どら焼きだけを販売するどら焼き専門店が多くなってきました。

和菓子店のように、たくさんのアイテムを作る必要もなく、手軽に始められるという事で、開業を希望される方が増えてきています。

しかしながら、その前に和菓子のプロから、前もって知っておいて頂きたい注意点がございますので、ご紹介したいと思います。

注意点その1

どら焼き専門店とは言え、和菓子店並みの技術が必要です。

冒頭でもお話ししたように、どら焼き専門店は、和菓子店のようにたくさんのアイテムを作る必要がなく、どら焼きだけ販売するので、「簡単に出来る」、「作る技術もどら焼きだけの技術で済む」なんてお思いかもしれません。

でも本当にそうでしょうか?

どら焼き専門店ですので、どら焼きしかお店に置かないので、味の違った様々などら焼きを並べる必要がありますよね。でないと、専門店と言う魅力がありません。

アイテムは、数点~数十点置く必要があるでしょう。季節によっても味を変えて出す必要が出てきます。そうなると様々な技術が必要になってきます。

例えば、あんこ。

「粒あん」や「こしあん」だけでなく、「さつま芋あん」や「抹茶あん」など、季節に合わせて、あんこを作りたい場合、それらのあんこを炊く技術が必要となります。

またどら焼きの皮も同様で、全てのどら焼きの皮が同じ食感よりも、「もちもち」していたり「ふわふわ」していたりするどら焼きがあると、お客様にとって魅力的になりますよね。

確かに、業務用でいろんな味付けのあんこが販売されています。すべてのあんこをあなたが作るのは、正直大変でしょう。味付けによっては、業務用を使う必要が出てくると思います。

しかし、業務用ばかりを使用しすぎると、どこにでもある味となり、あなたのお店のどら焼きではなくなってしまいます。やはり自家製あんが、あなたのお店の魅力を引き上げます。

現に、和菓子の学校を受講された方のお店は、自家製あんで勝負され、評判がよく自信をもって販売されています。

更に、例えばお餅やお団子を中に入れようとすると、餅と団子を作る技術も必要になりますね。

あなたが、研究して色んな味付けのどら焼きを作ろうとすると、それを作る技術が必要となってくるわけです。

どら焼きは、確かに1アイテムのように思えますが、様々な味付けにアレンジできますので、和菓子職人並みの知識と技術が必要になってきます。

しっかりと和菓子の基礎技術を身につけておく必要があります。

注意点その2 

お店を開業するためには、当然のことですが、資金計画をしっかりと立てる必要があります。

どら焼き専門店は、和菓子店に比べて小資金で開業できると言われています。なぜなら、和菓子店のようにたくさんの設備がなくても出来ますし、場所の広さも小スペースで済むからです。

しかしながら、小資金で開業できると言われているからと言って、安易に考えてはいけません。

例えば、あなたが何種類のどら焼きを販売するか、どんな味のどら焼きを販売するかによって設備が変わってきます。

またお店の改装費用などは、実際に見積もりを取ってみないとわかりませんし、想像以上に必要となるかもしれません。

一般的に小資金で開業できると言われますが、あなたがどんなお店にしたいかをしっかりと考えて、計画を立てる必要があります。

またどら焼き専門店を開業した以上、経営していかなければなりません。

私の生徒さんにも、「自分の給料は出なくてもいい・・・」と言うような事をおっしゃる方もいますが、自分の給料がでなければ生活していけません。

1個、何円で販売するのか。1日に何個売らなければいけないのか、材料費はいくらかかるのか。

家賃や固定費はいくらかかるのか。誰かを雇えるのか。自分一人で全て出来るのか。袋や箱などパッケージデザインはどうするのかなど、様々な事をしっかりと考えて計画を立て、準備しなくてはいけません。

どんぶり勘定ではダメです!

あなたがやりたいどら焼き専門店は、本当に小資金で開業できるのか、どのように経営していくのか、きちんと考えてくださいね。

注意点その3

どら焼き専門店を開業するために、実は資格や免許はいりません。

あなたが開きたい都道府県の管轄の保健所に、届け出を出せばそれで開業できます。

確かに、開業手続きとしては簡単ですが、お店を運営するとなると、扱うものは食品ですので、注意すべき点はたくさんあります。

順番に説明していきますね。

1、衛生面

一番怖いのが食中毒。これは絶対に避けなければなりません。

何をどのようにすれば、食中毒が起きないのか。食中毒菌にはどのようなものがあり、対処方法はどうするのかなどしっかりと勉強しなければいけません。

2、材料管理

適切な場所に材料を保管しなければいけません。どら焼きの場合、卵や砂糖、小麦粉などは必須。あんこや生クリームなど、冷蔵庫で保管するには、何℃にしておかなくてはいけなのか。

あんこは、冷蔵保存なのか、冷凍保存はできるのか。何日くらい冷蔵庫で保管できるのか、など様々な材料の管理が必要となってきます。

適切な方法で保管しないと、材料が悪くなったり、それに気づかずに使用してしまうと大変なことになりかねません。

開業するための資格や免許こそ必要ありませんが、衛生面や保管方法などしっかりと実戦で学ぶ必要があると思います。

唯一無二のどら焼きを完成させる。

今回は、どら焼き専門店を開業予定の方、または検討されている方に、前もって知って頂きたい注意点をお知らせいたしました。

しっかりと計画を立てて実行すれば、どら焼き専門店は商売として十分成り立つ素晴らしい職業だと思います。

しかし安易に開業するという事だけはせず、他店を見に行ったり、食べてみたり、何種類くらいの味が販売されているのか、パッケージはどんなものを使っているのか、値段はいくらなのか、お客様の多い時間帯は…など詳しく市場調査をしてみてください。

そしてまずは、あなたのどら焼きを完成させるべきです。

このどら焼きを食べてみてください。私のお店の一番人気のどら焼きです!

と言った唯一無二のどら焼きを作ってください!

その為には、和菓子作りの基礎をしっかり学び、研究するしかありません。

上記の注意点を参考に、是非、行列のできるどら焼き専門店を開業してくださいね。応援しております。

動画でもご紹介しております。是非ご覧ください。

どら焼き専門店を開業する前に~知っておきべき3つの注意点~【どら焼きの作り方】手焼きで焼き上げる。和菓子職人を育てる京都和菓子の学校

 

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