どら焼き

どら焼き専門店を開く前に~プロが教える「材料選びのコツ」

どら焼き

こんにちは。校長の水内です。

今回は、材料仕入れについてのお話です。

材料仕入れが上手く行かないと、質が悪かったり、単価が高くなったり、納入までに時間がかかったり・・・。

何かと不都合な点が出てきます。

お店をするのに、材料仕入れはとても重要な事柄です。

材料選びのコツとは?

仕入れのコツは、

1、どこから仕入れるのか。

2、ランクはどんなものを使用するのか。

3、仕入れ値はいくらか。

まずは、以上の3点を抑えましょう。

まず、1、どこから仕入れるのかという事ですが、材料問屋を見つける必要があります。、

その問屋さんが、どんな材料を扱っているのか、小麦粉も砂糖も卵も扱っているのか、またその際に、掛けで売ってくれるのかなど、色々相談する必要があります。

次に、2、ランクはどんなものを使用するのか。という事ですが、例えば小麦粉だと上等なランクからリーズナブルなランクまで多数ありますし、グルテン数による種類も多くあります。どこまでその問屋さんが扱っているのかなど教えてもらう必要があります。

そして、一番重要な3、仕入れ値はいくらか?です。例えば、同じランクの小麦粉を使ったとしても、量をたくさん使っているお店は安くで仕入れることが出来ます。

これから開業するあなたのお店には、実績がありませんので、どれくらいの量を注文してくれるか問屋さんにはわかりません。なので、最初は少し高めの仕入れ値になるのは仕方がないでしょう。

それと当初は、掛け売りで扱ってくれない可能性があります。

現金で購入しないといけないことになりますが、信用のないあなたのお店は、いつ潰れるかもわかりません。なので、問屋さんにとっては、集金できない恐れがあるので、信用がつくまで現金払いでの仕入れは、覚悟しておきましょう。

材料の詳しい問屋さんを選びましょう。仕入れ値や掛け売りなど相談し、後払いで済むように、頑張ってお店を繁盛させましょう。

原材料のランクを知る

もう少し詳しくお話ししますね。

どら焼きは、主に小麦粉、卵、砂糖、小豆などを使用します。これらの材料には、それぞれランクがあります。

例えば「小麦粉」。どら焼きを作る際に必要な小麦粉は、もちろん薄力粉です。しかし薄力粉もいろいろ種類があります。それは、グルテンの量によって分かれています。

菓子の場合は、グルテンが弱い薄力粉を使用しますが、その中でもグルテン量が少ない物を選ぶと、結果的にふわふわの生地が出来やすくなります。

このグルテン量によって、薄力粉の種類が分かれています。

あなたが作るどら焼きに、どんな薄力粉を使うかによって、食感が変わってきます。混ぜ方やレシピーだけでなく、そもそもの材料選びから行わないと、美味しい物ができません。

また小豆も、国産か、外国産かによって風味や味が変わってきます。日本では、北海道産の小豆や海外でしたら中国産のものがよく使用されます。

国産小豆でも、高級なものもあればリーズナブルな小豆もあります。どの小豆を選ぶかによって味が変わります。

卵や砂糖、その他の材料もそれぞれどんなランクの物があるのかをよく調べる必要があります。

原材料については、勉強せざるを得ませんが、詳しい問屋さんに尋ねるのがいいですよ!材料のプロに聞きましょう!それが一番早いです。

どこから仕入れるのか

こちらもさらに詳しくお話しますね。

個人的に使用する分には、スーパーやインターネットで購入すればいいのですが、商売となるとそう言う訳にはいきませんよね。

やはり問屋さんから仕入れなくてはいけません。もともと材料を作っているメーカーは、一般的に販売する事がほぼありません。必ず問屋を通してしか販売されています。

一般的な材料は巷で手に入るかもしれませんが、こだわったものや種類の多い物は、まず問屋を通してしか手に入らないと言っても過言ではないでしょう。一般的には売られていません。

また問屋から購入する場合、個人には販売してくれませんので、やはり正式にどら焼き専門店を行う事を伝えて、材料を卸してもらうように交渉しないといけません。

そして取引が始まり相手に信用されれば、掛けで卸してくれるようになります。最初は、現金で購入しないといけない事も念頭に置いてくださいね。

こだわりの材料は、ネットでも購入することが出来ません。またすべての材料を探すことはできません。材料のプロに尋ねましょう。

美味しい物を生み出す作り手として

どら焼き専門店を開きたいあなたは、やはり美味しい物を生み出す作り手なのです!

どんな材料が世の中にあって、それをどこから仕入れて、どのランクのものを使用するのか。そして試作を何度も行い、自分の味を生み出していくのです。

作り方やレシピも重要ですが、そもそもの材料を吟味する事を忘れないで下さいね。

今日は、材料仕入れについてお話ししました。動画でも説明しておりますので、是非ご覧ください。

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